アメリカ留学通信 Vol.1

アメリカへ来て一ヵ月半。毎日の生活すべてが新鮮で楽しくてまるですでに一年くらい ここにいるような気がする。まず、サンディエゴへきて一番感じるのは天候と人々の温かさ。 もう10月も半ばだというのに昼間はTシャツ一枚でいいほどとても温かい。でも朝晩は わりと涼しいので要注意。
雲ひとつない青々とした空を見上げながらぽかぽかした天候の中、サンディエゴを歩いていると 天候よりも温かい人々に気づかされる。サンディエゴの人々は道端で目が合うとにっこり微笑んで くれる。とてもフレンドリーだ。
私が何より驚いたのはスーパーに行ったとき、レジの係りの人がフレンドリーに話しかけて くれるのはもちろんのこと、"Oh! I love this. This is a good one."と言って自分の 働いているスーパーの商品をほめることだ。そうやってほめられると、アメリカの大きな スーパーに並ぶたくさんのブランドの種類の中からよくわからないけれど適当に選んだ 甲斐があったかな、と満足感を抱いてしまう。
しかし、いざ自分がフレンドリーに振舞うというのは案外難しい。とりあえずにっこりして いればいいものでもない。まず、今年の秋から大学院に入学して初めて先生に会ったとき、 他の生徒たちは先生に対し早速ファーストネームで呼び、さらにまるで友達かのように 話している。私も”professor”とか言いたくなるのを”ぐっ”とこらえてファーストネームで 呼んでみた。そこまではよかった。
でも、二十数年間「フレンドネス」より「ポライトネス」を重んじて振舞ってきた私にとって いきなりフレンドリーに振舞えと言われてもどうすればいいのか分からない。私としては フレンドリーに振舞っていたつもりだったが、つい先日友達に”You are very humble and polite like Japanese!” と言われてしまった。
しかし私の視点からすれば、クラスで先生がしゃべっていたもきにせず自分の意見を主張する し、そして時には先生と意見の相違でけんかさえし出すし、発言しながらサンドイッチや ヨーグルトは食べているし、土足で机に足を乗っけているし・・・やはり私にはまだ出来ない。
でも、いずれ気づかないうちに慣れてしまい、いつか日本社会ではもはや生きてゆけぬような 人になってしまうのかもしれない。とにかく今は様々な日本との違いをとても楽しんでいる。